夜底
月明かりに照らされた街は
藍色のインクで塗りたくられたみたいです
建物の凹凸すら見えなくなる程
その藍は深く冷たかったです
理由もなく寂しくなる夜は、
友人が言っていたように
窓を開けて月を見ます
どうしようもなく
胸がきゅっとなって
切なくなるのはどうしてだろう
ずっと何かを探しています
歌を書きました
歌詞はつらつらと書けるけれど
メロディーが何も浮かばないのが
少し悔しいです
自分の心の内を
歌に乗せて外へ開放できたなら
この蟠りも解けるのでしょうか
もう、師走も後半に差し掛かりますね
月日は本当にせっかちみたい
疲れたのでもう終わりにします
おやすみなさい。